NスケールのLED電飾街灯
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'12/08/11 路面電車のレイアウト電飾した時に製作した街灯です。(製作期間:2012年4〜5月)
建物を電飾したら次は街灯も灯したくなり作り始めたのはよいものの.....1個2個ならともかく12個作るのは大変な作業でした。
苦労した割に技術不足で仕上がりは拙いものですが点灯させてしまえば眩しくてアラは見えないので無問題です。( ー`дー´)キリッ
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街灯は、RMMハイパーパーツシリーズ RMM-S124 商店街アクセサリーAのすずらん灯をベースに真鍮パイプとビーズ,LEDなどを使って作りました。
エッチングパーツの角は100円ショップのミニルーターで丸めました。
最初はダイヤモンドヤスリでシコシコ削っていたのですが、こいつにしてから捗るのなんのって。
100円ショップなのに\600(税込み\630)でしたが、ダイヤモンドビットが付いてます。
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100円ショップのビーズ(今回は真ん中のやつを使用しました。)
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支柱の真鍮パイプはφ1.4x1.0(上)にφ1.0x0.6を(中)挿入して作りました。(長さ300mmのパイプが5本入りで\500位だったと思います。)
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パイプの先端の面取りと磨きにも100円ショップのミニルーターを使いました。
ルーターのビット軸径はφ2.34mm用ですので、紙をくるくる巻いて径を合わせました。
パイプをルータにセットして回転させたまま、平ヤスリを軽く当てて面取りした後、パイプを紙ヤスリで挟むようにして磨きました。楽ちんです。
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このルーターは軽くてコードレスなので使い勝手が良く、とても重宝しました。
ですが負荷にはめっぽう弱いので、少しでも力の掛かる作業には使えません。
芯ブレもありますので精密な作業や穴空けなども不向きです。
連続作業時間も5分までとなっています、5分使ったら5分休みましょう。
エッ?それじゃぁ全く使いものにならないじゃないかですって?
まぁそうとも言えますが、エッチングパーツと真中パイプの面取り、真中パイプの磨き、ビーズや木材のちょっとした加工など、今回の街灯作りには大活躍してくれました。

次は1608サイズのチップLEDに0.1mmのポリウレタン線を半田付けしました。
0.1mmのポリウレタン線は少量を切り売りしてくれるお店がなかなか見つかりませんでしたが、秋葉原ガード下の交差点に面したタイガー無線さんにありました。(灯台もと暗しとはこのことですね)
ラジオセンターの線材屋さんで「うちには無いけどタイガー無線さんに行ってみて。」と教えてくれました。
フラックスはタイトリペーストを使用しています。(以前、ハンダゴテのおまけのペーストを使ったことがありますが、てんで使い物になりませんでした。)
そういえばこのタイトリペーストもラジオセンターかラジオストアの工具屋さんで「それはこっちにあるよ。」ってお隣の店に行って商品を探してくれました。
電気街のお店は、総じて親切でお店同士のつながりが強い感じがします。
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手順としては、適当な板(画像はプレートヤスリ)にチップLEDを両面テープで貼り付け、フラックスを爪楊枝で付けてから予備ハンダした後、
ポリウレタン線にもフラックスを付けて予備ハンダ後、LEDにポリウレタン線をハンダ付けしました。
ポリウレタン線には、極性が判別できるように両端をマジックで色分けしておきました。
点灯テストをして次のビーズ加工へ。
画像のチップLEDは、1608サイズの電球色で型番はHT19-21SWAWC(Linkman)IF=20mA/2.8〜3.6V
秋葉原のマルツパーツ館で5個入り\200でした。(ネット通販も可)
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ビーズの加工。
チップLEDが落とし込めるように、薄い平ヤスリの側面で溝を掘りました。
ビーズの穴にLEDの発光部がほんの少しあたるので、その部分をルーターで削りました。

加工したビーズに、ポリウレタン線をハンダ付けしたチップLEDを瞬間接着剤で接着しますが、これがなかなか難しいのです。
もっと良い方法もたくさんあると思いますが、私は木片に穴を掘って両面テープを貼り、ビーズを埋めて固定して作業しました。
画像のとおり穴掘りを2回失敗していますが、小さめに掘っておいてから例のルーターで仕上げたらうまくいきました。
瞬間接着剤をビーズに塗り、「瞬着硬化スプレー」を吹いてからLEDをつけるとあっという間に固まります。
「瞬着硬化スプレー」の存在を知る前は固まるまで押さえているのが大変でしたが、こいつは凄い威力です。(ニオイがちょっときついけどね。)
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面取りしたハイパーパーツにLED付きビーズを接着し、ポリウレタン線をハイパーパーツに這わせ瞬間接着剤で接着します。
ここでも「瞬着硬化スプレー」が大活躍です、今ではこれ無しでの接着は考えられません。
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真中パイプにポリウレタン線を通して点灯テストOKでほっと一息。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
これは1号機で塗装していませんが、2号機以降はパイプに通す前に点灯テストをしました。
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ボール紙の裏から刺した虫ピンにパイプをたててまとめて塗りました。
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パイプの塗装が乾燥したら、ポリウレタン線を通してLED付きハイパーパーツと合体させ、虫ピンパネルに刺して上周りを塗装しました。
すいません、画像無しです。

最後の仕上げは看板です。
まずは近所の商店街をうろついて写真を撮りまくってきました。
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1/150に縮小する事を考慮して文字数が一番少ない3文字の中から共栄会と進和会を借用する事にしました。
進和会は縦形なので文字を切り出して横形に修正しました。
これを48枚ずつ並べてフィルムラベル紙に印刷したものを切り出して貼りつけました
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街灯に使用したLEDは、電球色と白色両方使いましたが、すずらん通り・共栄会街灯は電球色を多めに、昭和通り・進和会の街灯は白色を多めに使いました。
進和会の街灯は切れてるのもありますね。
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上の画像は明るすぎて、電球色と白色の違いがあんまり変わらないように見えますが、肉眼ではかなり違って見えます。
下の画像は光量を絞って撮りましたが、色合い的にはこのような感じに見えます。
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共栄会商店街の街灯には、近くにある朋優学院高等学校の生徒さんがデザインしたイラストのペナントを飾っていました。
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蛇足ですが、「すずらん灯」で検索すると、工事現場のフェンスなどに掛かっている数珠つなぎの小さいランプが上位に出てきます。
「すずらん街灯」で検索すると商店街の街灯が上位に出てきます。
んでもって、「すずらん灯」又は「すずらん街灯」ってからには、すずらんの花を模したデザインになってるものしかそう呼んではいけないのかな?なんて疑問に思ったわけです。
1と2は、まさしく「すずらん街灯」と呼んでも異論はないでしょう。
大井町にもすずらん通りがあるんですよ。すずらん通りからバス通りを渡った左手にモデルスイモン大井町店があります。(3,4)
5の戸越公園通りの街灯は、すずらんの花とは言えないまでも花を模しています。
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これらもすずらんの花を抽象的に表現したと捉えれば、すずらん街灯と言えますかね?
今回模型化したのは、この類ですね。
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しかしここまでくると、すずらんとは何の関係も無いように見えますので、装飾街灯=すずらん街灯って定義でも無い限り「すずらん街灯」と呼ぶには無理がありますね。
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私が勝手に勘違いして混同していたどうでもよい話を長々と引っ張りまして、たいへん失礼致しました。m(_ _)m

最後に大井町駅前ロータリーのガス燈を。
ほんとうにガスで灯っているんだそうですよ。
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